2013年4月14日日曜日

Linguine al Basilico Giapponese 大葉のバジリコ リングイネ

和製イタリアンの傑作、大葉のバジリコ。
粗く刻んだ大量の大葉とパセリをバターの風味とともにパスタに絡めた、ちょっと懐かしい雰囲気の一品です。

まだバジルが日本で珍しかった時代に、バジルと同じシソ科で風味がよく似ている大葉のスパゲッティを考案し、バジリコの名で世に出したのは六本木の老舗キャンティだそうです。
バジリコと名付けたぐらいなので大葉はバジルの代用だったわけですが、ペストジェノベーゼのコピーではなく大葉の爽やかな香りとザラっとした食感を活かして粗みじん切りとした・・・そこが素晴らしいところなんですよ~。

そしてこのイタリア料理のようでイタリアには無いパスタ料理は当時の日本で広く受け入れられ、他の洋食店などにも拡散し、ナポリタンやミートソースなどと並ぶ定番パスタとしてすっかり定着しましたね。

バジルが身近になりペストジェノベーゼがいつでも食べられるようになった今でも、この和製バジリコが色褪せることはありません。
模倣ではあったものの、大葉という食材の特徴を活かしたレシピとしたことで、料理として完成されたものになったからなんだと思います。

今日はそのレトロな昭和イタリアンのスタンダードを、スパゲッティではなくリングイネでいただきます。
むっちりと太めのリングイネがバター風味のソースとよく絡んで美味しいです。

Method

やや多めのオリーブオイルでにんにくを加熱していきます。
にんにくはしっかり効かせた方がよいので、レシピ通りにちょっと多めのにんにくをみじん切りにして加えます。
にんにくの香りが立ったらバターと粗みじん切りの大葉、パセリを加えます。
すぐにパスタの茹で汁を加えてソースを乳化させ、塩胡椒で味を調えます。
アルデンテに茹でたパスタを加えてマンテカーレし、皿に盛って、千切りの大葉と松の実、パルミジャーノを散らしたら出来上がり。

Ingredients (4 servings)

リングイネ500g1.1 lb linguine
大葉40枚40 fresh perilla leaves, roughly chopped
イタリアンパセリ1/2カップ1/2 cup flat leaf parsley, chopped
にんにく6片6 cloves garlic, chopped
オリーブオイル適量olive oil
バター40g1 1/2 oz butter
松の実適量pine nuts
パルミジャーノ適量parmigiano cheese
塩・胡椒適量salt, pepper

※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください

2 件のコメント:

  1. あべべさん
    大葉のバジリコリングイネ
    素適な香りのパスタ
    丁寧なレシピ
    有難うございます
    うれしいです

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    1. りゅうじさん、ありがとうございます。
      大葉のバジリコ、かなり大好きなんです。
      これだけは美味しく作る自信があります。笑

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