2013年7月12日金曜日
Pasta alla Norma 茄子とトマトのスパゲッティ ノルマ風
シチリアの夏の味覚が詰まったカターニャ名物ノルマ風パスタ。
地元出身の作曲家ベッリーニの名作オペラの名を冠したことで、世界中にその名を知られるパスタでもあります。
さて、このオペラの主役はもちろん茄子ですね。
夏が旬の茄子は、この時期、艶があってぱんぱんにはちきれんばかりのみずみずしさ。
国産のナスならさしたるアク抜きも不要で、切ったら揚げる直前まで水にさらしておくだけで十分です。
さらりとした軽い植物性の油でカリっと素揚げにすれば、もうそれだけで食欲を抑えきれなくなります。
そしてもうひとつ、このオペラに不可欠な名脇役が仕上げに散らすリコッタサラータの塩気とフレッシュ感。
リコッタサラータとはリコッタチーズに塩気を加えて熟成させたもので、リコッタ特有のフレッシュな風味と強い塩気が特徴のチーズ。
残念ながら日本では入手が難しいので、リコッタやモッツァレッラなどのフレッシュチーズをちぎって塩気を加えて、少し寝かせたものを使います。
これでぐっとシチリアっぽい雰囲気になります。
原色の具材の彩りが鮮烈で目にも眩しい夏ならではの味わい。
美しい歌曲に溢れたオペラ ノルマの素晴らしさに例えられるほど美味しいと言われるパスタを、この夏是非ともお試しを。
Preparazione
ナスは盛り付け時のデコレーションに使うものは輪切りに、ソースに入れるものは縦に細く切って水にさらしておき、キッチンペーパーで水気を拭き取ってサラダ油などの軽い油でカリっと素揚げしておきます。モッツァレッラは、ちょっとしょっぱいかな程度に塩をまぶして、かたまりを手で握り潰しながら細かい断片にちぎり分け、冷蔵庫で少し寝かせて塩気を馴染ませます。
たっぷりのオリーブオイルと潰したにんにくを弱火でじっくり加熱して香りを出します。
トマト缶を加え、木べらで潰しながら少々煮込みます。
素揚げした細切りのナスと手でちぎったバジリコの葉を加え、塩胡椒で味を調えます。
ソースにパスタの茹で汁をレードル1杯だけ加え、アルデンテに茹でたパスタを加えてマンテカーレします。
パスタを皿に盛って輪切りの茄子、バジリコの葉、モッツァレッラを散らし、お好みで黒胡椒を挽きます。
仕上げに香り豊かなエキストラヴァージンを回しかければ出来上がり。
Ingredienti (per 4 persone)
スパゲッティ | 500g | ||
茄子 | 大4本 | ||
にんにく | 3片 | ||
オリーブオイル | 適量 | ||
トマト缶 | 2缶 | ||
塩・胡椒 | 適量 | ||
バジリコの葉 | 適量 | ||
モッツァレッラ | 100g |
※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください
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あべべさん
返信削除茄子とトマトのスパゲッティ ノルマ風
なすのパスタ
大好きです
おいしそう
すばらしいレシピ
ありがとうございます
りゅうじさん、いつもありがとうございます。
削除夏の味覚がぎゅっと詰まったパスタ、最高に旨いです。
家族も大好きで、普段よりたくさんパスタを茹でないと足りなくなります。笑
あべべさん、こんにちは!
返信削除夏に私もPasta alla Normaを作ります。リコッタサラータは残念ながらトスカーナもは入手が難しいです、でも本当に美味しいです。10月にシチリア島へ行くと思います。だからたくさんリコッタサラータを買いたいです!:)
ラウラさん、こんにちは。
削除ノルマ風パスタ本当に美味しいですよねぇ。
日本のナスはイタリアのものほどアクがないので、そのまま素揚げにしても美味しく食べられるんですよ。
リコッタサラータはシチリアに行かないと手に入らないんですね?
他のチーズで代用しても美味しくいただけますが、シチリアっぽい味にするならフレッシュ感と塩気が欲しいですよね。