2013年7月20日土曜日

Polpo Marinato 真蛸のマリネ ナポリ風

いよいよ夏本番、キリっと冷えた白ワインのお供にぴったりのアンティパストと言えば、タコのマリネは外せないですね。
日本ではタコは蒸すか、さっと茹でて歯ごたえを楽しみますが、イタリアではそれだと茹で方が足りないねぇということになり、くたくたに軟らかくなるまでよく煮てしまいます。

タコを軟らかく煮る方法はいろいろとあるようですが、生のタコを壁に叩きつけたり、ワインの空瓶で叩いて繊維を断つとか、面白いものではワインのコルクと一緒に煮るとか。

日本では家庭でタコを生から茹でたりする機会もそうないので、店頭で普段見かける刺身用の蒸しタコを使うのが手軽です。
ことこと1時間ほど茹でていけばかなり軟らかくすることができます。
コルクと一緒に煮るというのは科学的根拠はないようですが、コルクならいくらでもあるので試してみます。笑

さて、コルクのおかげ?でくたくたに軟らかく煮えたタコは、しこしことした歯ごたえの蒸しタコとは一変、ナポリをはじめ南イタリアでいただくタコ料理の食感そのものです。
そしてシンプルなマリネの味付けが淡白な味のタコとよく合います。
冷蔵庫でよく冷やしてから、フルーティな香りの白ワインと一緒にどうぞ。

Preparazione

鍋にタコがじゅうぶん浸る量の水、皮ごとのレモン1/2個、イタリアンパセリの茎、ワインのコルクを入れて、蓋をして弱火で1時間ほど茹でます。

ボウルにすりおろしたにんにく、オリーブオイル、レモン1個分の果汁、塩胡椒、みじん切りにしたイタリアンパセリの葉を合わせておきます。

タコが軟らかく茹だったら一口サイズに切り、温かいうちにボウルのドレッシングと合わせます。
タコが徐々に冷めていくときに味が染み込んでいきます。
粗熱をとってから冷蔵庫で冷やせば出来上がり。

Ingredienti (per 4 persone)

マダコ200g
レモン1 1/2個
にんにく1/2片
オリーブオイル適量
塩・胡椒適量
イタリアンパセリ10枝

※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください

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5 件のコメント:

  1. あべべさん
    真蛸のマリネ ナポリ風
    美味しそう
    マダコのマリネ
    素適です
    レシピ
    有り難うございます

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    1. りゅうじさん、いつもありがとうございます。
      タコ大好きですし、夏はこういうつまみが本当に旨いです。
      記事に書いてませんが、ちょっとお高いオリーブオイル使ってます、香りが全然違います。

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  2. 良いオリーブオイル
    香りもいいですね

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  3. 美味しそう。
    オリーブオイルの適量は、レモン汁より少な目、多めが良いですか?

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    1. 匿名さん、コメントありがとうございます。
      いつも味見しながら適当に調整してしまうので、分量は"適量"表記が多く、ご迷惑をおかけします。
      レモン1個分を絞った果汁の量はいくらでもないため、オリーブオイルの方が全然多いはずです、1:3とか1:4ぐらい。
      よろしくお願いします。

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