2013年8月31日土曜日

Carpaccio di Spigola 夏薫る 鱸のカルパッチョ

夏を彩る魚の代表格といえば、なんといってもスズキですね。
釣りをする方にはルアーで狙うシーバスとしてもお馴染みの、大きな口に鋭い歯を持つ肉食で夜行性の獰猛な海のハンターです。

しかしそんな荒々しい生態からは想像し難いほどその姿は端正で凛々しく、透き通った白身の味は上品で淡白。
刺身で良し、焼いて良しで、和食の世界では鱸なくしては夏の和懐石コースが成立しないと言われています。

さて、そんな和のイメージが強いすずきですが、実はイタリア料理でもよく使われる定番の食材でもあります。
イタリアで流通しているものは主にセイゴからフッコサイズ、丸ごとグリルやオーブン焼き、ボッリート、アクアパッツァにしたり、切身でソテーやインパデッラにします。
今日は刺身の旨さを活かしたカルパッチョ。

いつ見ても惚れぼれしてしまうほど透明で美しい白身、氷水で締めて洗いにするとコリっとした歯ごたえになり、噛むとほのかな甘みが漂い、淡泊だけど脂ののった夏ならではの贅沢な味わいです。

Preparazione

スズキは鱗とワタをとり、皮と身の間に包丁を入れて皮を剥ぎ、背側を刺身用の柵にします。

刺身包丁で尾の方から斜めにそぐようにして薄く切り、氷水に10分ほど浸して洗いにし、水気をキッチンペーパーで拭き取って、にんにくを擦りつけた皿に外側から並べていきます。
塩と少量の胡椒をふってエキストラヴァージンをまわしかけます。
指で刺身を軽く押しつけながらオイルを全体に馴染ませて、冷蔵庫で少し寝かせます。

食べる直前にレモンを絞りかけ、真ん中にベビーリーフをこんもり盛ったら出来上がり。

Ingredienti (per 4 persone)

スズキ300g
レモン1/2個
にんにく1/2片
オリーブオイル大さじ2
塩・胡椒適量
ベビーリーフ適量

※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください

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6 件のコメント:

  1. あべべさん
    鱸のカルパッチョ
    美味しそうです
    洗いで身を引き締めて
    素敵なレシピ
    ありがとうございます

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    1. りゅうじさんの昆布締め風 鯛と生ハムのカルパッチョもすごく美味しそうです。
      白身魚のカルパッチョ、かぶったのが嬉しいです。
      いつもありがとうございます。

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  2. はじめまして♬
    ラウラさんのHPで拝見させて頂き、勉強させて頂いています。
    自分は、ワイン好きで1人吞みを楽しんでいます。
    もしよろしければ、宜しくお願いします。
    あっ!勝手にリンクさせて頂きました、すみません♬

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    1. まつおさん、コメントありがとうございます。
      こちらこそよろしくお願いします。
      料理でストレス発散、というところが似てるかもしれません。笑

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  3. あべべさん、こんにちは、はじめまして。
    先日はお気に入りに登録していただきどうもありがとうございました。
    ご挨拶が遅くなりましたが、イタリアンたのしんでおります。

    連日の猛暑で生の魚料理から遠ざかっておりますが
    以前つくった白身魚の昆布締めタリアータを懐かしく思い出しました。
    鱸のカルパッチョ 、とても美味しそうです。


    また今度、遊びにおじゃまします。どうぞよろしく!

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    1. amabilisさん、コメントありがとうございます。
      私の更新ペースがほぼ週末だけなので、毎日アップされている皆様の記事をなかなか全部拝見できないのですが、amabilisさんの季節の食材を使った朝食楽しませていただいています。
      こちらこそどうぞよろしくお願いします。

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