2016年9月3日土曜日

Bucatini con Erbe e Salsiccia Fatta in Casa 生ソーセージとハーブのブカティーニ

セージやローズマリーなどをかりかりにソフリットして、香りを移したオイルと白ワインで自家製ソーセージを煮含めた、ちょっと田舎っぽい雰囲気のパスタ料理。
蒸し暑い夏の間はあれですが、少し涼しくなってくると香辛料のきいたこんな肉々しいソースのパスタが食べたくなりますね。

今年はリオオリンピックの日本人アスリートの活躍に沸いて暑いだけでなく熱い夏だったわけですが、早いものでいつのまにかもう9月。
暑いと脂っこいものがなかなか喉を通らないし、食欲もさほどないのでついついさっぱりしたものばかり食べてしまいがちですが、その反動で涼しくなると脂の乗った青魚や肉料理が食べたくなります。
そんな夏から秋への季節の変わり目によく合うのがスパイシーなハーブの香りいっぱいの生ソーセージのパスタ。
お店なら9月のお勧めパスタのいち推しにしたいぐらいです。

ソーセージはイタリア語でサルシッチャ、日本でおなじみのドイツ風のぱりっとしたソーセージとは違ってボイルや燻製加工されていない生のソーセージで、脂が多くジューシーで肉々しいのが特徴です。
日本ではイタリア風の生ソーセージはあまり店頭でも見かけませんが、パスタのソースに使うなら腸詰めにする必要もないので、家庭でわりと簡単に手作りできます。

料理にソーセージが入るとちょっと牧歌的というか農家の食卓のようなイメージになりますが、太くて噛みごたえのあるブカティーニがさらにそれを助長して、田舎っぽい感じのパスタになりました。


Ingredienti (per 2 persone)

ブカティーニ250g
トマト中1個
にんにく1片
セージ2枝
ローズマリー2枝
ローリエ1枚
白ワイン大さじ2
オリーブオイル大さじ3
ペコリーノ適量
塩胡椒適量
パスタの茹で汁レードル2杯
per le Salsiccia
豚挽肉(粗挽)200g
にんにく1片
フェンネルシード適量
ドライセージ適量
赤ワイン大さじ1
塩胡椒適量

※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください
※パスタの茹で汁もソースの材料に記載するようにしました

Preparazione

生ソーセージは前日の晩から仕込んでおきます。
豚の粗挽肉、塩胡椒、細かく刻んだフェンネルシード、ドライセージ、すりおろしたにんにく、赤ワインをすべてボウルに入れて、粘りが出るまでよく混ぜ合わせて冷蔵庫で一晩寝かせます。

にんにくはスライスに、トマトは湯剥きしてざく切りにします。
フライパンにオリーブオイルをしいてにんにく、セージ、ローズマリーを弱火でかりっとソフリットし、焦げる前に取り出しておきます。
別のフライパンにオイルを薄くしいてソーセージをスプーンで団子状にすくって加え、木べらで崩しながら炒めていきます。
肉から余分な脂が出たら捨ててソーセージだけを先ほどのフライパンに移し、白ワイン、トマト、ローリエを加えて中火で煮込みます。
隣で深鍋に湯を沸かしてブカティーニを茹で始めます。
パスタのグルテンが湯に溶け出た頃合いの茹で汁をフライパンに加え、フライパンを揺すってソースを乳化させ塩胡椒で味を調整します。

ブカティーニは表示より硬めに茹で上げてフライパンに移し、ソースを吸わせながら煮含めてアルデンテになるようにします。
皿に盛って黒胡椒を挽き、ハーブのソフリットをトッピングして削ったペコリーノを散らせば出来上がり。

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