2014年7月19日土曜日

Casarecce al pesto Trapanease トラーパニ風アーモンドペストのパスタ カサレッチェ

世界有数のアーモンドの産地シチリアならではの郷土料理、アーモンド風味のトラーパニ風ペストのパスタ。
ブジアーテというお蝶夫人の巻き髪みたいなご当地パスタと和えるのが定番ですが、今日はS字型の断面が特徴的なこちらもシチリア生まれのショートパスタ カサレッチェ、この溝にペストが絡んで旨味が乗ります。

"Pesto" と言えば、あえて alla Genovese と言わなくてもバジリコのペストもしくはそのパスタ料理を指しますが(日本だとジェノベーゼと言わないと通じませんね)、シチリアでペストといえばこのトラパネーゼ。
バジリコ、にんにく、削ったチーズが入るところまでは同じですが、松の実ではなくアーモンドと、他にもトマトも入るのがトラーパニ風。
使うバジリコの量はジェノベーゼと比べてかなり少なめ、にんにくは多め、チーズはペコリーノを使います。
これらの材料をフードプロセッサは使わずにすり鉢で、テレビでも観ながら気長にごりごりしてペースト状にしていきます。
(FPでは回転時の熱や金属と反応してバジリコが黒く変色してしまいます)

出来上がったペストはパンに乗せてクロスティーニにしたり、ガスパッチョのような冷たいスープにしたりもしますが、やはりなんといってもパスタ。
見た目は鮮やかな緑色とはほど遠い茶色っぽい地味な色、でも茹でたパスタの余熱でふわっと漂う香りは何気にジェノベーゼとよく似ています。
でもお洒落で洗練されたリグーリア料理とはまた違う、シチリア料理らしいエキゾティックな風味、わりと日本人の口にも合う味です。

最近は美容やアンチエイジング効果があると巷で話題のアーモンド、まとめ買いしているなんてお宅も多いのではないでしょうか。
ちょっと流行りものの生アーモンドを使ったトラーパニ風ペストのパスタ、是非お試しください。


Ingredienti (per 4 persone)

カサレッチェ500g
生アーモンド100g
バジリコ30枚
にんにく5片
トマト大2個
ペコリーノ50g
塩・胡椒適量
オリーブオイル適量


Preparazione

トマトは熱湯にくぐらせて皮を湯剥きし、さいの目に切ります。
にんにくは粗みじん切りに、バジリコの葉は手で細かくちぎっておきます。
ペコリーノはすりおろしておきます。

生アーモンドをすり鉢で砕いて、多少食感が残る程度にすり潰し、仕上げに散らす分を別にとっておきます。
さっと茹でて茶色い薄皮を剥いてからというのが本来のレシピですが、薄皮に美容効果があるから剥かないようにという天の声が聞こえてくる場合は、そのまま使っても問題ないと思います。笑

すり鉢にバジリコ、にんにく、トマトを加えて粗めにすり潰し、ペコリーノとオリーブオイルを加えて緩いペースト状にします。
ペコリーノに塩気がありますが、足りなければ塩胡椒で味を調整します。

鍋に湯を沸かして塩を加え、パスタを茹でます。
ソースとあわせるときにフライパンで火を入れないのと、ショートパスタはもともとのびにくいため、概ね表示時間通りに茹でます。

茹で上がった熱いパスタをフライパンかボウルに移してペストを加え、余熱でマンテカーレしながらソースの旨みをパスタに乗せていきます。
皿に盛ってバジリコを飾り、粗く砕いたアーモンドを散らせば出来上がり。

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2 件のコメント:

  1. あべべさん
    トラーパニ風アーモンドペストのパスタ カサレッチェ
    美味しそうです
    素敵なパスタ
    有難うございます
    素晴らしいレシピ
    嬉しいです

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    1. りゅうじさん、いつもありがとうございます。
      見た目は茶色い地味な色ですが、バジリコの香りが主張してくるのでジェノベーゼを彷彿とさせる味と香り、すごく美味しいです。

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