2015年6月14日日曜日

Insalata Caprese ミニトマトとボッコンチーニのサラダ カプレーゼ

赤白緑の鮮やかなトリコローレが食欲をそそる、地中海の楽園カプリ島の名を冠したカンパーニャ伝統のサラダ料理カプレーゼ。
いつもは材料を切って並べるだけのシンプルなサラダも、ミニトマトとひとくちサイズのモッツァレッラでアレンジすると、おもちゃの宝石箱をひっくり返したように賑やかで楽しい一品になりますよ。

ナポリ湾の南端に突き出たソレント半島の目と鼻の先に浮かぶ、宝石のように美しい小さな島カプリ。
"地中海の真珠" とも呼ばれ、世界遺産にも登録されている "青の洞窟" がとりわけ有名な南ヨーロッパ屈指の景勝地です。
そんな美しいカプリ島の名がついているのがトマトとモッツァレッラとバジリコのシンプルなインサラータカプレーゼ。
でも、このサラダが島の郷土料理だという話はあまり聞かないですが、なぜこれがカプリ風サラダなんでしょうか。

トマト、モッツァレッラ、バジリコはどれも南イタリアらしさいっぱいの代表的な食材。
カンパーニャ州にはこれらを使った名物料理がほかにもあって、ナポリピッツァの代名詞マルゲリータやソレント風ニョッキあたりが有名。
いずれもこてこてのナポリ料理ですよねぇ。
ところがトマトの赤、モッツァレッラの白、バジリコの緑はイタリアの国旗と同じトリコローレ=シンボルカラーでもあるため、それらの料理は地中海料理を代表する象徴的な料理であることが望ましいわけです。
そうなると必然的にネーミングも重要になってきます。
島とは直接的には縁がなくても、カンパーニャ州が世界に誇るカプリ島の名を地元の郷土料理につけるというのはわりと普通の発想かも。
ここからは単なる妄想ですが、ということはつまりアマルフィ風サラダやソレント風サラダという名前になっていたかもしれないわけですが、インサラータアマルフィターナやインサラータソレンティーナよりも、インサラータカプレーゼの方が語呂が良かったんでしょうね。笑

ちなみにカプレーゼという名前の料理はサラダだけではありません。
トマト、モッツァレッラ、バジリコをフレッシュなままか、フレッシュに近い仕上がりで調理したパスタやピッツァ、ブルスケッタやパニーニも同様にカプレーゼと呼ぶ場合があります。
つまりカプレーゼと言うだけではなんのことかわからないので、サラダを指す場合はインサラータをつけて "Insalata Caprese" といいます。
サラダはイタリア料理のコースでは通常は付け合せとしてとりますが、インサラータカプレーゼの場合はむしろ前菜向き。
フレッシュモッツァレッラのやや頼りない味をトマトの酸味とバジリコのスパーシーな香りがサポートし、それらをオリーブオイルがまとめるという、シンプルだけど完成された一品です。

さて、今日のインサラータカプレーゼは、ひとくちサイズという意味のボッコンチーニとポモドリーニで構成。
粒の大きさが揃った半球体がころころした感じが賑やかで楽しいのと、岩塩やオイルがきらきら輝いてまさにおもちゃの宝石箱のよう。
ようやく訪れたバジリコの季節にあわせて、バジリコとオリーブオイルをゆるいペースト状にしてかけた初夏のアレンジなら、待ち遠しかったバジリコの香りがいっぱい堪能できますね。



Ingredienti (per 4 persone)

ミニトマト300g
ボッコンチーニ150g
バジリコの葉30枚
岩塩適量
黒胡椒適量
オリーブオイル適量


Preparazione

バジリコの葉は大きめのもの20枚ほどを粗く刻んでからオリーブオイルとともにハンドブレンダーでゆるいペースト状にします。
バジリコは熱や金気が苦手なので、包丁や機械を使わずにすり鉢などで丹念につぶして作るともっと綺麗な緑色にできます。
市販のペストをオイルでのばしてもいいです。

ミニトマトとボッコンチーニは半分に切って皿に適当に盛ります。
小さめのバジリコの葉を適当に散らします。
岩塩と黒胡椒を挽きかけます。

フレッシュのモッツァレッラは味がやや頼りないので、アンティパストとして出すなら塩はしっかりめに利かせます。
バジリコのペーストをたっぷりまわしかて、冷蔵庫で少し馴染ませれば出来上がり。

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