2013年9月28日土曜日
Tagliatelle al Ragu alla Bolognese ラグーのパスタ ボロネーゼ タリアテッレ
フランス料理の影響を受けたという(そもそもフランス料理がイタリア料理の影響を受けたと言われていますが)手間暇かけたリッチな仕上がりのソースで、合わせるパスタは手打ちのタリアテッレが定番です。
ラグーとは具材を細かく刻んで煮込んだ料理のことで、魚介類や野菜のラグーもありますが、単にラグーとだけ呼ぶ場合はボローニャ風の肉の煮込みを指します。
ただし100人マンマがいれば100通りの、世界で一番美味しいラグーが存在するので(笑)、レシピについて議論しだすとちょっと面倒な領域でもあります。
今日はボローニャ商工会議所に登録されているという公式リチェッタに準じた、伝統的でありながら最もシンプルでベーシックなレシピ。
必要最低限の材料でも手を抜かずにちゃんと作れば、こんなに美味しいラグーができるということを心底実感できます。
ボローニャが州都のエミリアロマーニャ州は、プロシュートやパルミジャーノ、バルサミコなど美味しいものには事欠かないヨーロッパでも屈指の裕福で美食の土地柄。
ソースの旨味をたっぷり吸ったタリアテッレに重厚な肉ソースを絡めていただく味は、まさにリッチでゴージャス。
これをプリモで食べたらセコンドには何を食べるのかと思ってしまうほどのご馳走パスタです。
Ingredienti (per 10 persone)
per il Ragu | |||
牛赤身肉ブロック | 600g | ||
豚挽肉 | 300g | ||
パンチェッタ | 100g | ||
玉ねぎ | 中玉2個 | ||
にんじん | 中1本 | ||
セロリ | 1本 | ||
にんにく | 2片 | ||
赤ワイン | 1カップ | ||
トマトペースト | 80g | ||
ローリエ | 2枚 | ||
オリーブオイル | 適量 | ||
ナツメグ | 適量 | ||
塩胡椒 | 適量 | ||
per la Pasta | |||
タリアテッレ(生麺) | 700g | (4人分) | |
オリーブオイル | 適量 | ||
胡椒 | 適量 | ||
イタリアンパセリ | 5枝 | ||
パルミジャーノ レッジャーノ | 適量 |
※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください
Preparazione
オリーブオイルを弱火にかけ、にんにくのみじん切りの香りを十分出してから、玉ねぎ、にんじん、セロリのみじん切りを加えて中火で20分ほど炒めます。
木べらであまり混ぜ返さず、揚げ焼きのような感じで野菜の旨みを閉じ込めていきます。
ステーキを焼くときのような香ばしさも旨みとしてソースに移していくためです。
いい感じに焼き目がついたら赤ワインを注いでフランベし、取り出します。
牛肉だけでなく豚肉の出汁や熟成塩漬豚の香ばしさも旨味の要素として取り込みます。
フライパンにラグーを加えて弱火で加熱し、パスタの茹で汁をレードル3杯加えてのばし、茹であがったタリアテッレを加えてソースを吸わせるようにマンテカーレします。
パスタを皿に盛ったらフライパンに残ったラグーをレードルでかけ、みじん切りのパセリ、削ったパルミジャーノを散らせば出来上がり。
お好みで黒胡椒を挽いたりエキストラヴァージンをまわしかけます。
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Pasta al Ragu Bianco di Maiale 白いミートソース 豚のラグービアンコ |
あべべさん
返信削除ボローニャ風ラグーのタリアテッレ
素適なパスタ料理
丁寧なレシピ
有り難うございます
りゅうじさん、いつもありがとうございます。
削除めっきり秋らしくなって、こういう料理が食べたくなりますね。