2014年5月3日土曜日

Alici Fritte カタクチイワシのフリット

アンティパストでもセコンドでも通用するシンプルな地中海料理といえば、食材に衣をつけてかりっと油で揚げたフリット。
それも見栄えのする高級魚などではなく、庶民的なイカやタコ、そして今日のようにカタクチイワシの揚げたてにレモンをきゅっと搾りかければ、もうそれだけで南イタリアのローカルな味です。

カタクチイワシとは、マイワシやウルメイワシよりひとまわり小さい種類のイワシで、背中の色が黒いためセグロイワシ、シコイワシなどとも呼ばれ、日本では鮮魚よりも煮干しやシラス干しの原料として知られています。
スズキなどの肉食魚の捕食対象としてルアーのモチーフにもなっています、大口でにやけた顔が印象的なアレです。笑

イタリア語では acciuge アッチューゲまたは alici アリーチ、小型のものは塩漬けにしてアンチョビに加工されますが、鮮魚としても一般的な食材。
高級なリストランテではあまり提供されませんが、アリーチ料理が評判の店といえばローカル御用達の地元料理の店、日本ならアジフライ定食が旨い店という感じでしょうか。

さて、鮮魚としては日本ではさほど馴染みがないカタクチイワシも、たまに店頭でうんと安い値段で見かけることがあります。
三枚に開いて揚げてもいいですが、油で揚げれば骨まで軟らかく食べられるので、頭だけ落として丸揚げするのがお勧めです。

揚げものにオリーブオイルを使うというレシピをよく見かけますが、なんにでもオリーブオイルを使えばいいというわけではありません。
軽い味に仕上がりそうなイメージとは裏腹に、かりっと揚がらず胃にもたれますので、あえて使う場合は特性をよく理解したうえで使います。
今日のフリットもかりっと軽く揚げたいので、当然サラダ油を使います。
もしオリーブオイルの香りが欲しい場合は、揚げて油を切ったあとで少量のエキストラヴァージンを垂らしかけます。

GWに入って初夏のような陽気が続いていますね。
昼下がりに白ワイン片手に南イタリアのローカルな味はいかがですか。

Ingredienti (per 4 persone)

カタクチイワシ20尾
小麦粉適量
サラダ油適量
レモン1/2個
塩・胡椒適量
イタリアンパセリ10枝


Preparazione

カタクチイワシは新鮮なものはウロコがついていますので、水で洗いながら手でウロコを落とします。
包丁で頭を落として内臓を取り除き、流水で洗ってからキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
イタリアンパセリは半分は枝ごと、残り半分を粗みじん切りにします。

塩胡椒で下味をつけたイワシに衣をまぶし、よくはたいて油で揚げます。
枝ごとのイタリアンパセリも一緒に揚げて、付け合わせにします。
揚げたてを新聞紙にとって油を切り、熱いうちに皿に盛ってレモンを搾りかければ出来上がり。

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2 件のコメント:

  1. あぺぺさん
    カタクチイワシのフリット
    美味しいですね
    素晴らしいレシピ
    うれしいです
    ありがとうございます

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    1. ありがとうございます、初夏の陽気にぴったりです。

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