2020年11月7日土曜日

Spaghetti Aglio Olio e Prezzemolo スカーレット風ペペロンチーノ

にんにくの香りをオリーブオイルにじっくり移し、イタリアンパセリをたっぷりあしらった香草の香りいっぱいのペペロンチーノ。
秋の夜長には映画鑑賞というわけで、シェフという作品でスカーレットヨハンソンがセクシーに食べていたのがこの一皿です。

今日、11月7日は立冬ですね。
暦の上では今日から冬ということになりますが、実際の季節はこれより一ヶ月ほど遅れてやってきますので、体感的にはどっぷり晩秋といったところでしょう。
ハロウィンが終わったばかりのこの時期は、次はクリスマスまで大きなイベントらしいイベントがない日が続きます。
とくにやることもない期間でもあり、いわゆる秋の夜長でもあるため、読書や映画鑑賞など集中的にこなすという方も多いでしょうねぇ。
ただ、今年の場合は春からずっとテレワークだという方も少なくなく、通勤がないため必然的に時間的な余暇が多くなり、夜が長くなっているという人も多いはず。
おかげでこの半年間Amazonプライムで多数の映画を観てきました。

そのなかのひとつがChefというアメリカ映画。
邦題は「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」です。
興行的にはヒット作とはいえない平凡な作品でしたが、アイアンマンやライオンキングで監督を務めたジョンファヴローが監督兼主演。
ロサンゼルスの一流レストランでシェフを務めるキャスパーは、フードブロガーに料理を酷評され大げんかに発展、そのシーンを撮影した客に動画をSNSで拡散されてしまい、店を辞めてしまう。
別れた元妻と暮らす息子のパーシーは父キャスパーが大好きで、元妻もキャスパーに好意的でフードトラック店の開業を勧め、夏休みの期間中パーシーをキャスパーに預け店の手伝いをすることを許可する。
見どころは息子パーシーのとびっきりの可愛いさと、フードトラックで旅をしながら店を手伝い父子の絆を育んでいくところ。

そしてもうひとつの見どころが豪華な共演陣。
レストランのオーナー役に名優ダスティンホフマン、キャスパーの元妻イネズの元夫役にロバートダウニーJr、さらにはキャスパーの元カノでレストランのソムリエ役にスカヨハことスカーレットヨハンソン。
ロバートダウニーJrとスカーレットヨハンソンは、ジョンファブローが製作総指揮をとったアベンジャーズや監督を務めたアイアンマン2にも出演している、いわゆる縁のあるキャスト。
とりわけスカーレットヨハンソンはファヴローのお気に入りのようで、監督権限で元恋人設定にした疑惑があります。笑
スカーレットヨハンソンの出世作となったのがアベンジャーズシリーズですが、セクシーでグラマーな美人スパイという役柄から強くて美しい女優というイメージが定着。
アイアンマンやアベンジャーズの続編というかスピンオフのような作品ブラックウィドウでは自身初となる主演を務め、本来であれば今年春に公開予定でしたがコロナで延期、来年の公開が決まっています。

今日のパスタですが、映画シェフの最初の方のシーンで、キャスパーがスカーレット演じるモリーのために作ったものを再現したもの。
たっぷりのにんにくとオリーブオイルで和えたペペロンチーノですが、刻んだイタリアンパセリをたっぷり入れるのがポイントです。
スカーレットヨハンソン演じるモリーは主に前半部分にしか登場しない脇役ですが、セクシーさはやはり顕在。
キャスパーが料理している間もセクシーな服装とポーズで待っていて、できたパスタをセクシーに食べてみせます。

さて、毎年ベランダで育てているイタリアンパセリですが、今年は夏の猛暑でダメージを受け、秋になってもなかなか復活しませんでしたが、気候が涼しくなるにつれ勢いを増して、青々とした立派な葉をたくさん繁らせてくれました。
イタリアンパセリは葉がカールする普通のパセリより風味がマイルド。
どんな料理とも相性がいいですが、とくにオリーブオイルをなじませたカルパッチョや、ムール貝のワイン蒸しなどに刻んだ葉を散らしたり、オイルソースのパスタに散らすと美味。
イタリアンパセリの香り高いスカーレット風ペペロンチーノ。
貴女もセクシーに食べてみてはいかがですか。

Ingredienti (per 2 persone)

スパゲッティ220g
にんにく2片
唐辛子2本
オリーブオイル大さじ4
プレッツェーモロ15枝
適量
黒胡椒適量
レモン1/4個
パスタの茹で汁レードル2杯

※分量は一応の目安なので味見しながら作ってください

Preparazione

にんにくは薄くスライスに、プレッツェーモロ(イタリアンパセリ)は粗みじん切りに、レモンは櫛切りにしておきます。

まずは深鍋でパスタを茹で始めます。
フライパンにオリーブオイルをしいて弱火にかけ、唐辛子とにんにくを加え、にんにくの香りが出できたら唐辛子を一旦取り出します。
パスタのグルテンが十分に溶け出た頃合いの茹で汁をフライパンに加えフライパンを小刻みに揺すってソースをとろりと乳化させます。
刻んだプレッツェーモロ(イタリアンパセリ)を加え、塩と胡椒で味を調整します。

パスタは表示よりやや早めに上げ、フライパンに移したら手早くあおりソースを吸わせながら煮含めていきます。
もう一度味を見て必要なら塩で味を調整します。

皿に盛って黒胡椒を挽きかけ、刻んだパセリを散らし、レモンを添えて唐辛子を乗せれば出来上がり。

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