2017年12月23日土曜日
Crespelle con Prosciutto e Mozzarella ハムとチーズのクレスペッレ
お店ではソースを添えたりベシャメラに沈めてグラタン仕立てにしたりしますが、小腹がすいてるときにこのまま食べるのがいちばん美味しいおやつ代わりの一品です。
2017年12月17日日曜日
Insalata di Pere, Crudo e Mascarpone 西洋梨と生ハムのサラダ仕立て
クリスマスを祝うディナーでローストチキンが焼けるまで待ちきれないなんてときに、ワインのつまみにあると嬉しい一皿です。
2017年12月9日土曜日
Minestra con Pasta Mista 冬野菜とパスタミスタのミネストローネ
浮き身に加えたパスタは残り物を寄せ集めてきたようなパスタミスタ、まるでおもちゃ箱をひっくり返したように雑多な感じが賑やかで楽しい一皿です。
2017年12月2日土曜日
Tagliatelle Verdi agli Spinaci ハムとほうれん草のクリームソース タリアテッレ
ちょっとえぐみのあるほうれん草がソースの脂肪分と好相性、乳製品の芳醇な風味が冷えた身体に優しく沁みる一皿です。
2017年11月25日土曜日
Riso al Forno con Patate Dolci 安納芋の焼きリゾット
甘すぎる安納芋に焦がしバターとチーズの香ばしさで焼きスィーツでも食べているかのよう、お焦げのかりっとしたところと安納芋のねっとりした食感の対比も楽しめる一皿です。
2017年11月19日日曜日
Crostini con Noci e Gorgonzola ゴルゴンゾーラと胡桃のクロスティーニ
青かびチーズと相性がいい胡桃を軽くローストして乗っけるのが定番、お好みで蜂蜜をたらしても美味しい秋の夜長の良きおつまみです。
2017年11月11日土曜日
Pasta con Pate di Olive Nere ライプドオリーブのパテとチーズのクリームソース ペンネリガーテ
イタリアではちょうど今頃がオリーブ収穫の最盛期ということもあり、毎年秋が深まってくると食べたくなる晩秋の一皿です。
2017年11月4日土曜日
Sformato di Frutta Secca 木の実のスフォルマート
秋もどっぷり深まってきて冬を迎える準備に忙しい晩秋の北イタリアの食卓を思わせる一品です。
2017年10月28日土曜日
Risotto ai Funghi e Formaggio 和みリゾットと丹波しめじのリゾット
大粒の米がきのこと鶏の出汁を吸ってふっくらとしたところにチーズをたっぷり混ぜ込んだ、三つの旨み成分が渾然一体となった一皿です。
2017年10月21日土曜日
Sarde Scottate 秋鰯の炙り
じゅわっと滴り落ちた脂が燻されて燻煙の香りも移るので、レアなのに炭火焼きのような味わいの一品です。
2017年10月15日日曜日
Spaghetti al Ragu Bianco di Maiale 白いラグーのスパゲッティ
もっちりと太いスパゲッティがソースの旨みも汁気も吸って噛むほどにジューシー、鶏の滋味深い出汁が沁みる秋のスペシャリテです。
2017年10月7日土曜日
Insalata di Tonno e Fagioli Cannellini ツナと白いんげん豆のサラダ
見た目は地味ですが一度食べれば白いんげん豆とツナの相性が良すぎてやみつきになる定番の一皿、今日は豆を鶏のブロードでことこと炊いて秋らしく滋味深い味わいに仕上げた秋仕様です。
2017年10月1日日曜日
Pasta alla Norma 秋茄子とトマトのスパゲッティ ノルマ風
シチリアの夏を彩る郷土料理として知られていますが、秋茄子が奏でるアンサンブルなら芸術の秋に味わってこその一品です。
2017年9月23日土曜日
Crema di Funghi Champignon きのこのクレーマ
秋らしい芳醇な香りのスープはまるで旨みの足し算、浮き実にはあえてその乾燥マッシュルームを使い食感の面白さも楽しみます。
2017年9月16日土曜日
Pizza Pere e Gorgonzola 和梨とゴルゴンゾーラのピッツァ
仕上げにかける蜂蜜は青黴チーズと相性抜群、幸水のざらっとした皮としゃりしゃりした果肉の食感も楽しい秋の一皿です。
2017年9月9日土曜日
I Pate Fatti in Casa 自家製ソーセージのパテ
焼き上がったら重石をするのは流れ出た肉汁や旨みをパテに戻すため、そのまま冷蔵庫で味をなじませて三日目ぐらいが食べ頃です。
2017年9月1日金曜日
Gnocchi di Patate con Frutta Secca 木の実を練り込んだニョッキ セージとバターのソース
残暑が厳しい年ならまだまだ夏レシピといきたいところですが、今年の夏は不完全燃焼に終わって早くもこんな一皿が恋しくなりました。
2017年8月26日土曜日
Friggitelli Ammollicati in Padella ししとうのアモリカーティ
油と相性がいいのでイタリアでも素揚げにして塩とレモンをふっただけなんてのが意外と定番、火が通ると甘みがぐっと増して大地の味がするワインのつまみにもってこいの一品です。
2017年8月19日土曜日
Risoni al Pomodoro トマトとバジリコのリゾーニ
ありそうでなさそうなトマトのリゾットですが、硬質小麦の乾燥パスタならもとよりトマトやバジリコとの相性は抜群、リゾーニのぷちぷちとした食感もなかなか楽しい一皿です。
2017年8月12日土曜日
Insalata di Polpo e Sedano 夏蛸とセロリの冷製
残暑で火照った体にしみる冷菜にはきりっと冷えた白でもいいですが、夏にタコといえばのロゼもなかなか粋で気のきいた選択です。
2017年8月5日土曜日
Insalata di Pesca Bianca con Burrata 桃とバジリコの前菜 ブッラータ添え
晩夏に短い旬を迎える桃は祭りのあとの静けさのようにちょっと儚くて切ないイメージ、行く夏を惜しみながらいただきたい一皿です。
2017年7月30日日曜日
Insalata Siciliana di Patate e Capperi 北あかりとケイパーのポテサラ シチリア風
昔は脇役でしかなかったポテサラも今や酒のつまみとして人気の定番、ワインなら赤でも白でもいけそうな一品です。
2017年7月22日土曜日
Gnocchi di Patate al Pesto Genovese 自家製ジェノバ風ニョッキ
パスタが手打ちならソースももちろん自家製、摘みたてのバジリコから漂う甘くスパイシーな芳香で料理中から気分を上げてくれる一皿です。
2017年7月15日土曜日
Spaghetti al Ragu di Carne 懐旧の味 スパゲッティミートソース
パスタが汁気を残らず吸うためソースはドライでパスタはジューシー、オールドファッションな佇まいが古き良き時代への郷愁を誘います。
2017年7月8日土曜日
Pasta con il Sugo di Spigola allo Zafferano 夏スズキのリングイネ サフラン仕立て
料理を黄金色に染めるサフランは魚介やオリーブオイルをたっぷり使う地中海料理と相性抜群、皿の底に残ったスープも残らずさらいたくなる香り高い一皿です。
2017年7月2日日曜日
Spigola Marinata con la Bottarga Grattugiata 夏鱸の昆布締め(マリネ) すりおろしたカラスミとともに
二晩かけて〆めて飴色に染まった身は水分が程よく抜けて噛みごたえももっちり、カラスミの塩気と熟成味が淡白なスズキによく合います。
2017年6月24日土曜日
Pici all'Aglione 自家製ピチ 新にんにくのアリオーネソース
よく日本のうどんに似ていると形容されるピチですが、手でころころと延ばして作るので手延うどんのように太さや食感が均一でないところが家庭的で素朴な魅力溢れるパスタです。
2017年6月17日土曜日
Sarde Marinate alla Menta 入梅鰯のマリネ ペパーミントの香り
しっとりと脂が乗り口の中でとろける旨さは高級魚にも引けをとらないほどですが、青背の大衆魚であるが故に日々の食卓にも躊躇なく出せる普段着のような手軽さが嬉しいですね。
2017年6月10日土曜日
Pasta con Polpo e Fave 真蛸とそら豆のパスタ
甘くスパイシーな風味のフェンネルシードと仕上げに散らすバジリコの香りでもう夏を待ちきれない気持ちにさせてくれる一皿です。
2017年6月3日土曜日
Millefoglie di Filetto con Rucola e Parmigiano 牛フィレ肉のミルフィーユ仕立て ルコラとパルミジャーノ添え
大皿でどーんと豪快に出すのもいいけど、たまには小さいポーションでミルフィーユ仕立てなんてのも華やいだ感じになりますね。
2017年5月28日日曜日
Casarecce con Gamberi e Zucchine 海老とズッキーニのカサレッチェ
ソースに溶け出た海老の旨みとくたくた野菜の甘みをパスタに吸わせて爽やかなレモンの香りでまとめた初夏の一皿です。
2017年5月20日土曜日
Bruschetta con i Bianchetti 釜揚げしらすのブルスケッタ
季節の変わり目らしくちょっとスパイシーなオレガノの香りをつけて、かりかりに炙ったパンにスープが少し染み込んだら食べ頃です。
2017年5月13日土曜日
Trippa all'Insalata トリッパの冷製サラダ仕立て
初夏の陽気に誘われて週末の昼下がりともなると冷えたワインを抜いてベランダに出てみたくなったりしますが、そんなシチュエーションにもよく似合うさっぱりしたサラダ仕立ての一皿です。
2017年5月6日土曜日
Linguine con le Vongole Grandi e Cavolo Fiore 平浅蜊と花ケールのパスタ リングイネ
昨日が立夏で暦の上では夏の走りとなりましたが、春が旬の二枚貝たちがいちばん美味しくなる清々しい季節のパスタです。
2017年4月29日土曜日
Frittura di Avannotti di Trota 稚鮎のフリット
ひと口に春の味覚といっても肌寒い立春の頃と汗ばむ陽気の時期とではだいぶ趣も違いますが、盛夏が旬のアユの仔だけに夏が待ち遠しい今の季節の前菜にぴったりです。
2017年4月22日土曜日
Crema di Piselli グリーンピースの冷製ポタージュ
春といっても晩春のこの時期はときに汗ばむほどの初夏のような陽気、暑ければ冷たくして冷製にしても美味しい春の最終便です。
2017年4月15日土曜日
Asparagi alla Milanese グリーンアスパラのミラノ風
日本と違って旬のものがその季節にしか市場に並ばないイタリアでは、この時期は日替りでいろんなアスパラ料理が食卓を賑わせます。
2017年4月8日土曜日
Saltimbocca alla Romana Arrotolati 前菜仕立てのサルティンボッカ アロトラーティ
セージの葉はバターでかりかりにソフリットして肉の周りにも添えて、そのセージの香りの移ったバターをソースにしていただきます。
2017年4月1日土曜日
Frittata Primavera al Forno 春野菜のフリッタータ
華やかさはまるでないですがどこかしらに田舎っぽさを残すのを良しとするのがイタリア料理、半熟のふわとろとは真逆でしっかり火を通してずしりと焼き固めた無骨でシンプルな一皿です。
2017年3月25日土曜日
Linguine ai Bianchetti con Pomodorini 釜揚げしらすのリングイネ
マキアート仕立てのトマトは小さなシラスに合わせて小角切りに刻んで仕上げにオリーブオイルをまわしかけた南イタリアっぽい一皿です。
2017年3月18日土曜日
Risotto con le Vongole e Piselli 春浅蜊とピゼッリのリゾット
貝なのでバターやチーズは使わないしブロードを足すこともなくアサリの出汁だけで炊いた、ラグーナをわたる春風の香り漂う一皿です。
2017年3月11日土曜日
Fritto di Mare e Verdure Primaverili 春の魚介と山菜のフリット
レモンをきゅっと搾って桜色の岩塩をつけて口に運べば、優しい苦味や甘みが口の中にひろがる春のアンティパストです。
2017年3月4日土曜日
Spaghetti ai Carciofi e Piselli カルチョーフィとピゼッリの春パスタ
地中海原産のカルチョーフィは独特の苦味や食感が特徴の春を代表するイタリア野菜、あちらでは春の香りのするパスタになります。
2017年2月25日土曜日
Linguine al Pesto di Rucola ペストルッコラのパスタ リングイネ
ルコラは菜の花などと同じアブラナ科のれっきとした春野菜、見た目のパステルグリーンとマイルドな苦みがなんとも春らしい一皿です。
2017年2月18日土曜日
Pasta con Panna e Spinaci ハムと寒締めほうれん草の春待ちパスタ クリームソース
立春もとうに過ぎたというのにまだ寒く本格的な春の到来が待ち遠しいこの時期にぴったり、冷えた身体も温まるし春霞がかかったかのような淡い色調が逸る気持ちを充たしてくれる一皿です。
2017年2月11日土曜日
Paccheri al Ragu di Ricciola 中落ち鰤のラグーのパスタ パッケリ
照り焼きやぶり大根など濃い味付けで美味しいブリはトマトソースとも好相性、地中海で獲れるカンパチのラグーのようにオリーブやケイパーも加えた南イタリアっぽいソースでいただきます。
2017年2月4日土曜日
Zuppa di Fagioli Cannellini ハムといんげん豆のスープ
ハムはここでは具材というよりも出汁をとるのが目的、旨みが凝縮したスープを豆がふっくらと吸った滋味深い一皿です。
2017年1月28日土曜日
Soffritto Napoletano ( o Zuppa Forte ) ぴり辛豚もつ煮込みソフリット
大きな鍋でソースたっぷりに仕込んでおいて、旨みが溶け出たソースでパスタも作っちゃう一石二鳥なところが南イタリア流です。
2017年1月21日土曜日
Panada Cremonese クレモナ風 パン粥料理パナーダ
パン粥=パンコットは典型的な農家の料理でイタリア各地にありますがパダーノ地方での呼び名がパナーダ、パンを香ばしくトーストしてから崩して煮込み、ナツメグで風味づけするのがクレモナ風です。
2017年1月14日土曜日
Tartare di Tonno Fresco マグロのタルタル仕立て
赤身とはいえしっとりと脂がさして香り高いところはやはり本マグロ、必要以上にハーブや香辛料をきかせずシンプルにいただきます。