2018年12月23日日曜日
Minestra Maritata Napoletana 冬の青菜と肉のスープ ミネストラマリタータ
華やかさはまるでないですがこう見えてれっきとしたクリスマス料理、家庭ではこの時期になると大鍋でたくさん仕込んで毎日食べます。
2018年12月15日土曜日
Cannelloni alla Bolognese ボローニャ風ラグーとベシャメッラのカンネローニ
手間暇かけて煮込んだミートソースはそれだけで立派なご馳走ですが、それにさらにもうひと手間かけたリッチでゴージャスな一皿です。
2018年12月9日日曜日
Carpaccio di Orata con Corona di Erbe e Fiori 天然真鯛のカルパッチョ 三種のハーブとともに
クリスマスシーズンにちなんでグリーンリーフをリース風にあしらい、エディブルフラワーで華やかな色味も添えた見映えのする一皿です。
2018年12月1日土曜日
Risotto al Parmigiano 黒胡椒とパルミジャーノのリゾット
鶏出汁に野菜の香味にバターとチーズの芳醇さが奏でる旨みの三重奏はこの季節ならでは、リゾットに不向きとされる国産のしかも新米ですがちょっとしたコツでちゃんと上手に炊けますよ。
2018年11月24日土曜日
Insalata di Funghi Prataioli Crudi フレッシュマッシュルームと春菊のパルミジャーノ和え
主張の強い春菊のえぐみや苦味は野菜というよりも和製ハーブのよう、脂の乗った魚や肉料理のサイドディッシュにぴったりだしフレッシュのマッシュルームと春菊の相性もいいですよ。
2018年11月17日土曜日
Spaghetti al Ragu alla Bolognese 牛肉と赤ワインのボロネーゼ
平打ちパスタもいいんですがむっちり太いスパゲッティを合わせるのが最近の好み、ひと口噛めばジューシーな肉汁と小麦の香りがほとばしる重厚でゴージャスな一皿です。
2018年11月10日土曜日
Orata Cruda con Salsa Verde 黒鯥のクルード 松皮造り サルサヴェルデ添え
黒ムツは晩秋から冬にかけて旬を迎える高級魚、味は鯛に似ていますが淡白なのに脂が乗ってむっちりした食味は鯛をも凌ぎます。
2018年11月3日土曜日
Pappardelle alla Crema di Funghi Prataioli e Frutta Secca 四種の木の実のパッパルデッレ
ナッツの深い香りも茸の風味もバターやチーズなど乳製品と相性抜群、深まる秋の森の恵みが器の上に詰まった晩秋の一皿です。
2018年10月28日日曜日
Linguine al Pesto con Prociuto Crudo ジェノベーゼソースのリングイーネ 生ハム添え
融点の低いパルマ産プロシュートの脂がいい感じにとろけてバジリコのスパイシーな香りと柔らかく融け合う秋の一皿です。
2018年10月20日土曜日
Carpaccio di Ricciola d'Autunno 北海道産秋鰤のカルパッチョ仕立て
白身魚だと思われがちな鰤ですが見ての通り本来は鮪や鰹と同じ赤身、カルパッチョで美味しいのも脂が乗り切っていない秋鰤ならではです。
2018年10月14日日曜日
Pasta ai Bianchetti con Foglie di Crisantemo 秋しらすと春菊のパスタ
菊の香りを好まない西洋人が聞いたらぎょっとしそうな春菊なんですがイタリア野菜を思わせる収れん味や苦味がオリーブオイルと相性抜群、この秋もう何度も作ってるいちばん人気の一皿です。
2018年10月6日土曜日
Calamaretti Impanati al Forno 小ヤリイカのインパナータ
軟らかくてぱつんと歯切れのいいところは小さくてもやはりヤリイカ、レモンを搾って冷えたワインといただくこの時期だけの一品です。
2018年9月30日日曜日
Insalata di Moscato e Boccotini シャインマスカットのカプレーゼ風
きらきら輝くジュエリーが宝石箱からこぼれ落ちそうな佇まいに思わずこのまま鑑賞していたくなるイタリアントリコローレの一皿です。
2018年9月22日土曜日
Funghi e Salvia Fritti 舞茸とセージのフリット
揚げたて熱々に岩塩と黒胡椒を挽いて削ったパルミジャーノでふんわり香りづけした、シンプルだけど舞茸の旨みが引き立つ一皿です。
2018年9月15日土曜日
Spaghetti alla Boscaiola con Funghi Porcini ツナと茸のスパゲッティ ボスカイオーラ
ツナはフレークではなく木の切り株のように見えるソリッドを使うのが木こり風と呼ばれる所以、芳醇な茸の香りに秋の訪れを想う一皿です。
2018年9月9日日曜日
Bucatini con Sugo di Pesce Spada alla Messinese メカジキとバジリコのブカティーニ メッシーナ風
見た目はちょっと野暮ったいけどそこがまた南イタリアの港町あたりの食堂のような雰囲気、がつんとカジキの旨みがくる男前な一皿です。
2018年9月1日土曜日
Linguine al Pesto di Salvia e Noce セージと胡桃のペストのリングイーネ
肉料理やバターと相性のいいセージは夏場は出番が少なく蔓延る一方、たっぷり収穫して胡桃と合わせた初秋の香り漂う一皿です。
2018年8月26日日曜日
Filetto di Maiale Tonnato 豚フィレ肉の冷製トンナート
こってりしてそうな見た目と違い酸味や苦みがあって意外とさっぱり、冷たくしていただく夏のおもてなしにぴったりな冷菜です。
2018年8月18日土曜日
Fedelini Freddi con Pesche e Basilico 桃とバジリコの冷製フェデリーニ
きんきんに冷たくしていただく冷製パスタはおもてなしの国ならではの和製イタリアン、料理としての完成度も年々高まり今ではれっきとした夏の風物詩ですね。
2018年8月12日日曜日
Frittata Estate 夏のフリッタータ
厚焼き卵のようにずっしり大きく焼くのと違い、小さいポーションではたっぷりのオイルで揚げ焼きのようにちりちりに焼き上げます。
2018年8月4日土曜日
Gnocchetti Sardi al Profumo delle Isole 夏鮪と唐墨のニョッケッティサルディ
クミンのエキゾチックな香りがアクセント、エメラルド色のリゾートで冷えたヴェルメンティーノといただきたい夏のパスタです。
2018年7月28日土曜日
Tagliata alla Brace 南イタリア風グラスフェッドビーフの炭火焼き ブラーチェ
ごろんと噛みごたえのある厚さにカットして岩塩と黒胡椒を挽きかけ、かりっと香ばしい焼き目の食感とジューシーな肉の旨みを味わいます。
2018年7月21日土曜日
Melanzane Marinate 夏茄子のマリネ
イタリア料理ではめずらしく砂糖を使うところがシチリア風、暑くてもさっぱりいけるよう甘酸っぱいアグロドルチェに仕上げた前菜です。
2018年7月15日日曜日
Pasta alla Pantesca 完熟トマトとケイパーの冷製スパゲッティ パンテッレリア風
塩漬けのケイパーがたっぷり入るところがパンテッレリア風、パスタはカペッリーニではなくむしろむっちり太めという男前な一皿です。
2018年7月7日土曜日
Pasta alla Crema con Mais e Prociuto ハムと焼きとうもろこしのパスタ 夏のクリームソース
夏なのにクリームパスタはちょっと、なんですが焼いたとうもろこしとバターやクリームの相性が良すぎて暑くても食べたくなる一皿です。
2018年7月1日日曜日
Linguine con le Vongole Grandi e Basilico 夏浅蜊とバジリコのリングイネ
春はとうに過ぎたのに今頃まだアサリですかって話ですが、北海浅蜊は短い夏の産卵を控え今が旬にして禁漁前の季節限定の味、春の浅蜊には合わせることのなかったバジリコが香る夏仕様のヴォンゴレです。
2018年6月24日日曜日
Carpaccio di Pesce Spada alla Messinese メカジキのカルパッチョ メッシーナ風
脂が乗った冬のメカジキも美味ですが、オリーブオイルでいただくならさっぱりしたこの時期のものに限ります。
2018年6月16日土曜日
Caserecce al Pesto di Melanzane 焼き茄子のペーストとバジリコのカサレッチェ
ちょっとアラブの雰囲気漂う茄子のペーストですが、焦げた皮もあえてところどころ残すようにすると和食の焼き茄子のような香ばしさが移り日本人好みの味に仕上がります。
2018年6月10日日曜日
Sarde Marinate agli Agrumi 入梅鰯のマリネ 柑橘ソース
大きくて肉厚な身は削ぎ切りにして銀杏に切った柑橘類とともに並べ、蒸し暑い昼下がりに冷えた白ワインといただくとびきりの一皿です。
2018年6月2日土曜日
Panzerotti con Pomodoro e Mozzarella トマトとチーズとバジリコのパンツェロッティ
熱々にナイフを入れると蒸気とともにトマトとバジリコの芳香が噴出、チーズもとろり流れ出てきてわくわく感が止まらない一品です。
2018年5月27日日曜日
Pasta con Ricotta e Zucchine ズッキーニとリコッタのパスタ
これだけでも十分美味しいんですが火を止めてリコッタチーズを手早く絡めれば趣きが一変、初夏らしいさっぱりした仕上がりになります。
2018年5月20日日曜日
Crema Fredda di Patate Novelle 新じゃがいもの冷製ポタージュ
野菜の粒子がざらざらと舌に心地いいしクロスティーニ(クルトン)の代わりに浮かべた香ばしいポテトチップスも食感に変化を添えてくれる清々しい一皿です。
2018年5月12日土曜日
Lingua Bollita con Salsa Verde 茹でたん
火を止めたら鍋ごと一晩置いてブロードの旨みを肉に戻し、温め直して分厚く切り出し山葵ではなくサルサヴェルデを添えていただきます。
2018年5月5日土曜日
Fettucine con Crema di Fave e Gamberi 海老と空豆のフェットゥチーネ
ひらひらとした硬質小麦のフェットゥチーネは喉ごしが良くこれからの季節にお勧め、ぱつんとした海老の食感との対比も際立ちます。
2018年4月28日土曜日
Insalata Caprese con la Burrata 匠トマトとブッラータのカプレーゼ
昔ながらの懐かしいトマトの味がする匠トマトの酸味や青臭さも季節がようやく巡ってきたバジリコのスパイシーな香りも、ブッラータが全部まとめて包み込んでくれます。
2018年4月22日日曜日
Pasta e Patate alla Napoletana ナポリ風 新じゃがいものパスタエパターテ
使うパスタはちょっとづつ余ったいろんな形のパスタを寄せ集めてきたパスタミスタ、家庭的で地味だけど滋味深い味わいの一皿です。
2018年4月14日土曜日
Carpaccio di Tonnetto alla Senape 春鰹のカルパッチョ 新玉ねぎと粒マスタードのソース
藁焼きにして薬味たっぷりの土佐造りで食べる春の鰹はクセのない鮪や白身魚と違って外国人にはやや血生臭く感じる素材、舌にピリッとくる辛味と酸味でより食べやすい味に仕立てます。
2018年4月7日土曜日
Asparagi Bianchi Gratinati ホワイトアスパラガスのグラティナーティ
定番は茹でて卵のソースを添えたバッサーノ風ですが、焦げたバターやチーズが食欲をそそるこちらも相当にイタリアっぽい一皿です。
2018年4月1日日曜日
Frittata Primaverile con Erbe Selvatiche 山独活のフリッタータ
イタリア野菜は総じて苦味のあるものが多く山うどのような春の山菜はイタリア料理との相性も抜群です。
2018年3月24日土曜日
Linguine alle Vongole e Bottarga di Muggine 春浅蜊とカラスミのリングイーネ
もっちりしたリングイーネがぷくぷくの春浅蜊の出汁をしっとり吸って貝好きにはたまらない逸品、仕上げに削ったカラスミの黄色がより一層春らしさを添えてくれます。
2018年3月17日土曜日
Tartare di Gamberi Rosa e Fragole 甘海老と苺のタルタル仕立て
苺はここでは甘みよりもむしろ酸味がアクセント、ねっとりした中にも叩いてぷりぷり感が増した甘海老の食感と甘さを味わう逸品です。
2018年3月10日土曜日
Calamaretti in Zimino 蛍烏賊のインツィミーノ
彩りは地味だけどイカの旨みを青菜が吸ってほっこり滋味深い味わい、ブルスケッタに乗っけてカラスミを散らしパンにソースが少ししみたら食べ頃です。
2018年3月3日土曜日
Pasta alla Mimosa 菜の花と釜揚げしらすのリングイーネ ミモザ風
華やかな見た目の春らしさだけでなく、季節の素材を香り高いオイルでふっくらと煮含めた紛うことなき春のパスタです。
2018年2月24日土曜日
Linguine con Calamari Primaverili 春ヤリイカのリングイーネ セピア色のソース
本来いか墨ソースはスミをたっぷり持っている甲イカで作るもの、でも高嶺の花だったヤリイカがぐっと値を下げてくるこの時期にヤリイカを堪能しない理由なんてありませんよね。
2018年2月18日日曜日
Polpette di Carne in Fricassea 白いミートボールのフリカッセーア
いつもはトマトで煮込むイタリアのミートボールですが春が待ち遠しい季節に嬉しいのがこんなクリームシチューみたいな一皿です。
2018年2月10日土曜日
Ziti alla Spuntature al Ragu Napoletano スペアリブのナポリ風ラグー ズィーティ
長いマカロニといった感じのズィーティはこの料理のためにあるようなナポリのパスタ、そのまま茹でても食べにくいのでぽきぽき折ってから茹でてソースを絡めモッツァレッラを乗せてオーブンで焼きます。
2018年2月3日土曜日
Latte di Pesce in Padella al Burro 白子のソテー アルブッロ
白子が本当に美味しいのは厳冬期のごく短い間だけ、口の中でまったりとろけてバターとの相性も抜群の季節限定の一皿です。
2018年1月27日土曜日
Carpaccio di Pesce Balestra ウマズラハギのカルパッチョ 肝のソース添え
フグにも例えられるその食味は歯ごたえがありどこまでも上品で淡白、まったりと濃厚な海のフォアグラ=肝のソースがさっぱりした身の味をぐっと引き立てます。
2018年1月20日土曜日
Spaghetti con le Ostriche al Gorgonzola 牡蠣のソテーとゴルゴンゾーラソースのスパゲッティ
大粒の牡蠣をごろごろ後乗せすればピアットウニコ風、かりっと焼けた焦げ目の香ばしさとたっぷり挽いた黒胡椒が男っぽい印象の一皿です。
2018年1月14日日曜日
Spaghetti alla Carrettiera Toscana フィレンツェ風 スパゲッティカレッティエッラ
名前の由来どおり冬の冷えた身体をぽかぽか温めてくれるし、パスタが細いので素早く提供できる立食いそば風の一品です。